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甲状腺は、食物中のヨードを材料にして甲状腺の中で甲状腺ホルモンを2種類合成し、血中に分泌する内分泌の臓器です。
分かりやすくいうと、甲状腺は、体の新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを分泌しています。
甲状腺ホルモンの働きは、体温を一定に維持したり、神経を刺激して心臓や胃腸などの内蔵の動きを調節したり、筋肉を緊張させたり、全身のいたるところにはたらきかけてその機能を調節しています。
甲状腺ホルモンは、哺乳類や両生類などの動物も持っており、例えばオタマジャクシの甲状腺ホルモンが不足するとカエルになる事ができません。
人間の新生児では、甲状腺ホルモンが不足すると脳の発育や成長が遅くなり、知能障害や身長が伸びないクレチン症という先天性甲状腺機能低下症の病気を引き起こす原因となります。
この時は、速やかに不足している甲状腺ホルモンを補う治療を開始しなければなりません。
このように、甲状腺ホルモンは発育や成長に欠かすことができず、精神神経や身体の活動の調整にも働きます。
甲状腺ホルモンの量は、脳にある脳下垂体からでる甲状腺刺激ホルモン(TSH)により調整されています。健康な人は、ちょうど良い適量の甲状腺ホルモンが血液中に存在する為に、快適な生活が送れるのです。
日本では、昭和50年(1975年)より、全ての新生児に先天性代謝異常症と一緒に甲状腺刺激ホルモンの検査をして、早期発見・早期治療につとめています。