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甲状腺がはれ、そこから分泌される甲状腺ホルモンが過剰なために、全身の代謝異常を起こす病気です。
その大部分は、眼球突出の症状を伴うバセドウ病です。
日本に数万人いるといわれ、男女比では1対4と女性に多い病気です。
≪症状≫
主に、動悸、手のふるえ、疲労感、甲状腺のはれなどのほか、食べているのに体重が減少し、汗をかきやすく、眼球が出る、息切れ、怒りっぽくなる、不眠症、不整脈、血圧上昇、微熱、糖尿、月経不順などです。
これらの症状がすべての患者に表れるのではなく、初期の場合は動悸だけだったり、手のふるえだけのこともあり、他の病気と誤診されがちです。
最も多くの人にみられる症状は頻脈、甲状腺のはれ、手のふるえ、眼球突出、発汗などです。
≪原因≫
はっきりわかっていませんが、自己免疫によるものという説が有力で、甲状腺刺激ホルモン受容体に対する自己抗体が、甲状腺を刺激するものと考えられています。
ただ、遺伝的な原因も約20%認められています。
また一般に体質的に興奮しやすい人、精神の不安定な人がかかりやすい傾向があります。
≪治療≫
薬物療法、放射線ヨード療法、外科療法などが行われます。
心身の安定を保ち、症状によっては、過労や精神的ストレスから避けるようにする必要があります。
食事面では、栄養価の高いタンパク質、ビタミンの豊富な食事をしましょう。
酒、タバコ、濃いお茶、コーヒーなどは避けるようにします。
薬物療法としては、抗甲状腺剤といわれる、甲状腺ホルモンの合成を阻害する薬を使って過剰なホルモン合成を抑えることによって血中の甲状腺ホルモンを正常に保つ治療法があります。
非常に手軽い治療法ですし、他の治療法の準備にも使います。
抗甲状腺剤で日本で現在使用されているのは商品名ではチウラジール、プロパジール(この二つは化学的には同じものです)とメルカゾールです。