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甲状腺ホルモンの分泌不全、または作用の不足によって起こる病気です。
大部分は甲状腺自体の疾患によるものですが、慢性甲状腺炎(橋本病)や、甲状腺手術後の低下症もあります。
先天性の場合には生後6ヶ月以内に発見して、すぐ治療する必要があります。
≪症状≫
症状がゆるやかなので、気づかないことがよくあります。
無力感、動作の緩慢、四肢や顔のむくみ、皮膚の乾燥、寒がり、呼吸困難などの症状があります。
診断は血中の甲状腺ホルモンを測定すればすぐわかります。
≪治療≫
ヨードを過剰に摂取したために起こった甲状腺機能低下症ではヨードの摂取を止めさせます。
それ以外の慢性甲状腺炎、下垂体性甲状腺機能低下症で下垂体腫瘍による圧迫、医原性甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンを補充療法として内服させます。
甲状腺機能低下症がはっきりとした臨床症状を示している程度であれば、またかなり長期間罹病していたと考えられる場合には初めは控えめな量の甲状腺ホルモン剤を処方し、3ヶ月位かけて徐々に治療していきます。
理由は急速に甲状腺ホルモンを正常にすると心臓に負荷がかかり狭心症発作や心筋梗塞を起こす可能性があるからです。